建築物を建てる際には、建築業者が資材を適当に組み合わせるだけでは、
きちんとした建物が出来上がる事はありません。
図面屋が建物の安全性や利便性等を考慮した上で、
出来るだけ依頼主の希望に応える形で施工図を作成し、
それを基にして職人達が、建築して行く事になるのです。
ただし施工図というのは、時代によりそのデザインや機能性に変化が生じてしまいます。
同じ規模の建物を施工する場合でも、
その時々で求められるデザイン性や機能性が違うのです。
だからこそその時代や更に、その国の文化に合わせる形で
図面を作成する必要があります。
そのため図面屋にとって施工図というのは、
それぞれの時代や文化に合わせた文化的なデザインであると言えるのです。